住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2021/04/02
注文住宅にウッドデッキを取り入れるメリットを紹介します!
投稿者:菅原 智弘
間取りや内装ばかりに目が行きがちな家づくりですが、庭に関してもしっかりと考えることが大切です。
「せっかく内装は納得のいくものに仕上がったのに、庭などを全く考えていなかった」という失敗はよくあることです。
そこで今回の記事では、新潟で注文住宅をお考えの方に向けて、ウッドデッキについて紹介します。
□ウッドデッキとは何か
まず最初に簡単に説明すると、ウッドデッキとは庭に面してつくられる木製テラスのことを指します。
基本的には木製のものが多いですが、木材と樹脂を混ぜ合わせた合成木材などでつくられるウッドデッキも存在しています。
一般的には、家と庭の間に設置されて、家から段差無しで、部屋の高さと同じところからウッドデッキに移動できるので、ウッド(木)デッキ(平らな部分)と呼ばれます。
そして、ウッドデッキはほとんど場合は家の構造物として扱われません。
エクステリアとして扱われるため、設置費用なども家の建設費用には含まれず、別料金になる場合がほとんどです。
また、家から続く建築物としては扱われないため、基本的には固定資産税の課税対象にもなりません。
□ウッドデッキの間取りのコツとは
ウッドデッキは主に、リビングなどに隣接して設置されるのが一般的です。
ウッドデッキをつくることによって、自宅に滞在しながら、アウトドアの気分を味わえたり、天気が良く気持ちの良い日には家族でBBQやパーティーもできるでしょう。
ここでは、理想のウッドデッキに仕上げるための間取りのコツについて解説します。
以下のポイントやコツを参考にしてみてください。
まずはじめに、人工木を使うようにしましょう。
ウッドデッキに天然木を使用してしまうと、雰囲気は良いものの、常に外気にさらされて、デッキが傷みやすいでしょう。
そういった素材には、防腐剤を塗って防腐処理加工を施せますが、品質を維持するためには半年から1年に1回は定期的なメンテナンスが必要になります。
そのため、手間のかかるデッキになってしまうので、人工の素材でつくられたウッドデッキの方が良いでしょう。
樹脂製のデッキにすると、頻繁にメンテナンスを行う必要がなくなり、手入れが楽になるのでおすすめです。
次に、リビングに併設してウッドデッキをつくる場合は、床の高さを部屋の高さと揃えて同じにしましょう。
そのように高さを揃えると、水平移動がしやすくなり、靴なども履かずに素足でデッキに移動できるようになります。
部屋から一歩外に出るだけで、すぐにウッドデッキ上に移動できるのでおすすめです。
また、部屋の床の色とウッドデッキの床の色を揃えると、一体感が生まれて空間に連続性ができ、開放的な空間をつくり出せるかもしれません。
色だけではなく、ウッドデッキの板の張り方、張る方向なども揃えると、部屋からの奥行きの感じられる空間へと変貌させられるかもしれないので、試してみてください。
ウッドデッキを作る際は、屋根を取り付けてみてはどうでしょうか。
ウッドデッキに屋根を設けることで、雨が降っていても使えるようになり、半屋外の気持ちよさを、より感じられるようになるでしょう。
ただし、庇の長さには十分注意をしてください。
庇の長さが足りないと、雨が入り込んでしまうこともあれば、日差しが強すぎてウッドデッキを自由に使えない時間ができてしまうかもしれません。
そしてもう1つ、ウッドデッキは建物から張り出した床の長さ(奥行き)が2メートル以内の場合は、床面積に含まれませんが、それを超えると建物の床面積に算入されて、固定資産税の課税対象になるので注意しましょう。
証明の設置もおすすめします。
屋根をつけると日中でも若干暗くなることもあれば、夜だとさらに暗くなってしまう可能性があります。
せっかくつくったウッドデッキなので、夜でも明かり付きで使えたほうが良いでしょう。
ぜひ、照明も設置してみてください。
最後は、コンセントの配置です。
ウッドデッキで机や椅子を置いて何かパソコン作業をする、あるいは電気プレートを置いて、そこで焼肉パーティーをするといった場合に、コンセントがあると便利です。
部屋からの延長コードだと、移動時に足に絡まる危険性があるので、コンセントの設置も検討してみてください。
□ウッドデッキのデメリットについて
ウッドデッキには、上述したように良い面もたくさんありますが、気をつけるべきポイントもいくつか存在しています。
例えば、定期的なメンテナンスが必要になることです。
常に外気にさらされるような場所になるので、経年劣化や色褪せ、ホコリのたまりも早いでしょう。
さらに、デッキ下に空間を設けてしまうと、雑草が生い茂ってしまうこともあれば、虫や動物の住みかとなってしまうこともあります。
ウッドデッキをつくるなら、あらかじめこういった対策をしておくことをおすすめします。
□まとめ
今回はウッドデッキについて紹介しました。
ここで紹介したポイントを参考に、理想のウッドデッキに仕上げましょう。
新潟で注文住宅をお考えの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。