住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2019/08/04
新潟市で木造住宅をお考えの方へ|害虫の対策方法を紹介
投稿者:菅原 智弘
「木造住宅に多い害虫ってどんなの?」
「害虫の対策ってどうするの?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
家に虫が来ると気持ち悪いですよね。
特に、自然素材を使う木造住宅では虫に対する対策が必要不可欠です。
実は、虫の種類によってその対策方法が異なります。
そこで今回は、新潟の方に向けて、木造住宅に多い害虫とその対策方法について、ご紹介します。
□木造住宅に多い害虫
*シロアリ
木造住宅に多い害虫としてシロアリが挙げられます。
シロアリは巣を作り家の床や柱を食べる性質があります。
特に繁殖力が強く、食欲が旺盛なイエシロアリには注意が必要です。
湿度の高い場所を好むため、床下での被害が多いです。
*キクイムシ
シロアリだけではなくキクイムシという害虫も木を食べます。
木材に小さな穴が空いている場合や原因不明の粉がある場合はキクイムシがいることを疑う必要があります。
特に古材を好むため、築25年以上たった住宅は注意が必要です。
*シバンムシ
シバンムシは畳や書籍など乾燥した植物性のものを好んで食べます。
人に対して直接的な害はないものの、畳で大量に繁殖した場合、畳に穴が空く恐れがあります。
また、シバンムシに寄生するアリガタバチに刺されるなどの被害に遭う危険性があります。
この蜂に刺されることでアナフィラキシーショックを起こす場合もあります。
□害虫対策
害虫対策には個人でできる方法があります。
*床下用セラミック
シロアリ対策として床下用セラミックがあります。
床下にこれを散布することで床下の湿度を減らすことができ、繁殖を抑えられます。
*エアゾール殺虫剤
キクイムシの成虫はエアゾール殺虫剤で駆除できます。
しかし、幼虫は木材の中に潜んでいるため駆除が難しいです。
キクイムシの完全な駆除は業者でも難しいと言われています。
そのため、木材の表面にエアゾールを散布し新たな産卵を防ぐことが重要です。
*廃棄
シンバムシの対策としては発生源の廃棄が挙げられます。
古本や食べかすなどから発生源になることが多いため、それらの廃棄が最も有効だと言えます。
□まとめ
今回は、木造住宅に多い害虫とその対策方法について、ご紹介しました。
今回ご紹介した害虫の他にも様々な種類の害虫がいます。
シロアリやキクイムシなど木材を食べる害虫の被害を防止するには、日頃からのメンテナンスが必要です。
木造住宅は自然素材を使うために他の住宅と比較して害虫などの被害を受けやすいです。
そのため、害虫に適した予防や対策が重要です。