住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2019/02/25
共働き夫婦の賢い住宅ローンの借り方
投稿者:菅原 智弘
大滝工務店の動画 公開中!
こんにちは!
大滝工務店です。
近年は、共働きの夫婦が増えてきています。
景気の悪さですかね。
特にマイホームを計画している
20~30代の夫婦は、夫の稼ぎだけでは
厳しい状況にあります。
今回は、そんな共働き夫婦の住宅ローンについて
(株)リックの丸山社長からご教授いただきましたので
ご紹介します。
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共働き夫婦は1100万世帯を超え、
夫だけが働く世帯の約1.8倍にまで増えました。
それには女性の積極的な社会進出や
企業の積極的な女性登用といったポジティブな理由もある一方で
夫の収入増が見込めないから妻も働く、といった
現実的な側面もあります。
共働き夫婦の住宅ローンの組み方は
「ペアローン」「連帯債務型」「連帯保証型」の3種類。
一人で借りるより借入総額を増やせます。
ペアローンとは夫婦が別々に借りる住宅ローン。
各々の収入に応じた金額の融資を受け、
金利タイプや返済期間も個別に決めます。
それに対し、連帯債務や連帯保証は
夫婦の収入を合算して融資を受け、
夫婦どちらかが主債務者になり、他の一人が
連帯債務者または連帯保証人になります。
主な違いを整理すると、
ペアローンは夫婦各々が借り入れる2本の住宅ローンですから、
どちらも団体信用生命保険(以下、「団信」)に加入したり
住宅ローン控除を受けることができます。
デメリットは、事務手数料が二人分かかることと、
借り換え時は各々が審査に通る必要があることです。
それに対し、連帯債務や連帯保証は夫婦の収入を合算し、
主債務者(夫婦どちらか)が借り入れる1本の住宅ローン。
そのため事務手数料は1本で済み、
借り換え時も主債務者が審査に通ればOKですが、
団信は主債務者しか加入できません。
注意すべきは連帯債務と連帯保証の違い。
連帯債務者は主債務者と同等の返済義務があるため、
住宅ローンを払っていると見なされ、
連帯債務の割合に応じて住宅ローン控除を受けることができる一方、
連帯債務者は主債務者と同じ立場ですから、
住宅ローンの全額を借入先から返済請求される可能性が常にあります。
これに対し連帯保証人は債務者ではないため
住宅ローン控除の対象外で、
主債務者の支払いが滞るまで返済を請求されることはありません。
大切なことは、
妻の収入は出産や働き方の変化などによって
変動する可能性が夫に比べて高いため、
将来の働き方を見込んで無理のない安心の返済計画を立てることです。
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というお話でございました。
共働き夫婦の住宅ローンの組み方3種類を
各ご家庭に合った無理のない方法で
利用してくことが大切になってきます。
それでは!