住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/04/19
木造の注文住宅を建てる方必見!木材のランクについて新潟の業者が解説します!
投稿者:菅原 智弘
新潟に木造の注文住宅を建てようとお考えの方の中には、木材のランクについてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は、木材のランクについてご説明します。
ぜひ、この記事を参考にして安心できる木材選びをしてみてください。
□無垢材と集成材のメリットとデメリット
高いランクの木材として、無垢材と集成材についてご存知ですか。
無垢材とは、大きな1本の木を全て材料として使用します。
健康に気を使う人や、エコな考えを持つ人が増えている今、注目が集まっています。
これに対して、集成材では、小さな木材をつなぎ合わせて、材料としています。
どちらもランクの高い木材ですが、メリットもデメリットもあるので、順に見ていきましょう。
*無垢材のメリット
無垢材の1番のメリットは、日本の環境に適していることです。
日本には、四季があるため、気温や湿度の変化が大きいと言えるでしょう。
そのため、木材もその変化に適応する必要があります。
そして、無垢材は湿気が多いときは湿気を吸収し、空気が乾燥しているときは、湿気を放出します。
この、湿度を調節する機能によって、無垢材でつくられた住宅は日本の四季に適応できるのです。
また、無垢材には接着剤が使われていません。
このことによって、アレルギーが起きにくく、安心して暮らせます。
*無垢材のデメリット
伐採したての木は、非常にたくさんの水分を含んでいます。
そして、この水分を乾燥させるには、長い時間がかかります。
もしも水分が残ってしまっていると、ヒビ割れの原因になってしまいます。
住宅が完成したての頃は、丈夫に見えても、時間を経てヒビ割れしてしまっては意味がありません。
これは、品質の良い無垢材を選ぶことで避けられるので、品質にはこだわりましょう。
*集成材のメリット
集成材は硬く、加工も簡単なため、品質が均一で安定性があります。
大量生産できることから、集成材を使用している業者は多く見られます。
また、表面にも加工が施されているため、汚れにくいのもメリットとしてあげられます。
家は長年使う場所なので、汚れにくいことは魅力的ではないでしょうか。
さらに、品質が安定していることから、職人にとっても作業しやすいこともメリットの1つです。
*集成材のデメリット
集成材のデメリットは、無垢材のような湿度を調節する機能がないことです。
また、耐久性の面でも、無垢材ほどは強くありません。
しかし、一口に集成材といっても、使用されている接着剤によっても品質は異なります。
安全な接着剤が使用されているか、質の良い接着剤が使用されるか、確認しておきましょう。
無垢材と集成材について、それぞれのメリットとデメリットをあげました。
どちらも、メリットとデミリットの両方あることがおわかりいただけたと思います。
□理想の暮らしをイメージした木材選び
木材を選ぶにおいて、理想の暮らしをイメージすることは重要です。
例えば、小さなお子様やお年寄りの方がいらっしゃるのであれば、フローリングには肌触りがよく、柔らかい無垢材がおすすめです。
また、たくさん動いて遊ぶお子様がいらっしゃるのであれば、耐久性のある集成材がおすすめです。
このように、おすすめの材木は、お客様がどのような暮らしを思い描くかによって異なるでしょう。
そのため、どのようなことを重視するかを考える必要があります。
最も重視する人が多いのは、掃除のしやすさです。
もちろん、何年も住む家はきれいに保ちたいですよね。
では、掃除のしやすい材木はどのようなものでしょうか。
よく言われているのは、集成材の方が無垢材に比べて手入れしやすいということです。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
無垢材でも、ケヤキのような硬い木材もあります。
材料が硬ければ、傷つきにくいので、手入れもしやすいです。
逆に、集成材といっても、質が悪ければ壊れやすく、手入れも簡単ではありません。
このように、大切なのは材木の質です。
無垢材だから掃除や手入れがしにくいと決めつけてしまうのではなく、きちんと質が高い材木なのかを見極めましょう。
次に多いのは、触り心地を重視する方です。
木造の住宅を建てると、木材に触れることが多くなります。
そんなときに気になるのが、触り心地です。
触り心地を重視するなら、無垢材にするのが良いのではないでしょうか。
先ほどお話ししたように、無垢材には接着剤が使われていないため、体に優しく、触り心地も良いのです。
このように、理想の暮らしを考え、何を重視するかを明確にすることで、どのような材木が自分の住宅には適しているかが見えてきます。
そのときに、木材の種類だけでなく、質も確認して、後悔のないようにしましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅の木材選びについてお話ししました。
注文住宅だからこそ、住宅に使用する木材までこだわりを持てます。
理想の住宅に近づけるために、使用する木材の質もしっかり確認し、安心できる木材を選びましょう。