住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2022/04/29
4人家族が住むのにピッタリな広さはどのくらい?家の間取りを決めるときのポイントも併せて解説します!
投稿者:菅原 智弘
「4人家族だけど、どれくらいの部屋の広さが必要なのか」
「4人家族に最適な部屋の広さを知りたい」
このようにお考えの方はたくさんいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、4人家族に最適な家の広さについてご紹介します。
□LDK別の生活をご紹介!
ここではLDK別の4人家族の生活スタイルについてご紹介していきます。
1つ目は、1LDKの生活スタイルです。
1LDKは、居室が1室とリビングダイニングがある場合がほとんどです。
リビングダイニングは一般的に8畳以上あることが多いです。
4人家族で1LDKに住むメリットは、家族の時間をたくさん取れる点です。
家族が主に過ごす場は、リビングダイニングになるため家族間での会話が増えます。
また、寝室として居室を利用することが多いため、家族で仲良く眠れます。
家族との距離が近いことが1LDKのメリットと言えますが、子どもが成長するにつれて1室で寝るのは手狭に感じてしまう可能性があります。
ゆったりとした空間を確保するためにも、居室は6畳以上の広さがあると良いでしょう。
2つ目は、2LDKの生活スタイルです。
2LDKの間取りは、リビングダイニングキッチンと居室が2室あるものが一般的です。
リビングダイニングキッチンは10畳以上あることがほとんどです。
4人家族の生活スタイルとしては、居室の1室を家族全員の寝室として使用し、もう1室を子どもの勉強部屋などとして使用できます。
子どもと夫婦の寝室を別にしたい場合は、居室を大人と子どもに分けて使用することも可能です。
居室の使用用途を考える場合には、子ども用の衣類や教科書類などが収納できるように収納スペースにも余裕を持たせておくと良いでしょう。
3つ目は、3LDKの生活スタイルです。
3LDKの間取りは、10畳以上のリビングダイニングキッチンと居室が3つあることが多いです。
子どもが成長するまでは、おもちゃ部屋として使い、子どもが一人部屋を欲しがる年頃になると1人部屋として利用することも可能です。
子どもの部屋と夫婦の寝室をしっかり分けられるため、快適に過ごせるでしょう。
また、子どもの1人部屋がリビングを通らないといけないような間取りにすることで、家族間で会話がしやすくなります。
4つ目は、4LDKの生活スタイルです。
さらに快適さを求めたいという方には、4LDKの間取りがおすすめです。
4LDKには居室が4室あるため、それぞれが個人の部屋を持てます。
家族全員がそれぞれの部屋を持つことで、休日の違いなどの生活リズムのずれから起こるトラブルを防げるでしょう。
夫婦で別々の部屋はいらないという方は、余った部屋を趣味の部屋にしたりウォークインクロゼットとして活用できたりします。
また、客室として用意しておくことで友人や親戚などが家を訪れた場合にも安心してお出迎えできるでしょう。
ただ、子どもが独立した時に空いた部屋の使い道は考えておくようにしましょう。
□広さを決めるためのポイントとは?
ここからは、どのように部屋の大きさを決めれば良いかをご紹介していきます。
部屋の広さを決めるうえでのポイントも同時に紹介していきます。
まずは、将来の生活スタイルを考えてみましょう。
子どもに1人部屋を与えたい場合、3LDK以上は必要になります。
しかし、子どもの部屋は子どもが成長すると空き部屋になってしまいがちです。
将来空き部屋になってしまうかもしれないことを考慮し、事前にどのように使うかを考えておくと良いです。
次に、どのような生活を送りたいかを考えましょう。
部屋の大きさは、理想の生活を送るためには非常に重要なポイントです。
コンパクトに暮らしたいのか、それとも余裕をもって暮らしたいのかでは生活スタイルにも大きな違いが生まれます。
広々とした部屋で家族の時間を大切にしたい場合は、部屋を細かくするのではなく、部屋の広さを重視する必要があります。
2LDKで家族の共有スペースを確保しつつ、子どもの部屋も作りたい方は仕切りなどで部屋を仕切ると個人のスペースを作れます。
このように、どのような生活を送りたいかを事前に考えておくようにしましょう。
□間取りを考える場合の注意点とは?
ここからは、さらに細かく間取りを決めるときに注意したいポイントについてご紹介していきます。
1つ目は、日当たりです。
日当たりの良い部屋は、明るい印象を与えられます。
どの部屋に日の光が入るようにしたいか優先順位を決めると良いでしょう。
一般的に、リビングは日当たりが良い位置になることが多いです。
2つ目は、収納です。
4人家族の場合、しっかりと収納スペースを確保する必要があります。
子どもは成長と共に荷物が多くなっていくため、どれを残して捨てるか取捨選択することも大切です。
特に教科書類や衣服はスペースを取るため、きちんと収納できる分のスペースは用意しておきましょう。
収納スペースは収納の大きさのみならず、どこに配置するかも重要です。
片付けがしやすいような位置に収納スペースを置くと、片付けのしやすい部屋となります。
3つ目は、家族の距離感です。
子どもは大きくなると思春期を迎え、中には家族と話すのを嫌がる子もいます。
家族団欒の時間を設けるためにも、子供部屋の位置には注意しましょう。
リビングなどの家族が集まる部屋を通らないと自分の部屋に行けない間取りにしておくと、自然と会話がしやすい雰囲気を作れます。
4つ目は、子どもの成長です。
子どもが小さい頃は、両親と同じ寝室で寝かしつけたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
子どもの成長は目まぐるしいため、その都度生活スタイルは変化させていく必要があります。
小学校、中学校、高校、大学と子どもの成長を間取り決めの1つの基準にするのも良いでしょう。
□迷ったらリビングを広くしよう
4人家族がリビングで団欒するために最低限必要なリビングの広さは、8から10畳とされています。
ダイニングスペースを合わせると10から14畳ほどを選ぶ方が多いです。
リビングは、どのようなインテリアを置きたいかによっても快適な部屋の広さは変化します。
リビングの大きさを決める前に、ある程度どれくらいの大きさのインテリアを置きたいかを考えておくのがおすすめです。
事前に置きたいインテリアをイメージしておくことで、必要な部屋のサイズが把握しやすくなるでしょう。
また、部屋が狭かったと後悔しにくいです。
子ども部屋はあまり与えたくないとお考えの方には、リビングの横に部屋を設けるのがおすすめです。
部屋のドアを引き戸にすることで簡単にリビングとつなげられ、子どもの存在も身近に感じやすくなります。
リビングで家事をしている間にも子どもたちの様子を見ていられるのは安心ですよね。
子どもが大きくなって1人部屋が欲しいと言われた場合には、引き戸を閉めて1つの部屋として使用することも可能です。
リビングに近い位置に子ども部屋があるため、部屋を独立させた後もコミュニケーションが取りやすいのも魅力です。
□まとめ
今回の記事では、4人家族にぴったりな家の広さについてご紹介しました。
間取りを考える場合には、どのような暮らしを送りたいかを事前に考えることがとても大切です。
また、将来の家族構成などを考慮しておくことで長く快適に暮らし続けられるでしょう。
マイホーム建設でお困りの方は、お気軽に当社までご連絡ください。
ぜひ、今回の記事を参考にして、4人家族に最適な間取りや広さを検討してみてくださいね。