住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2022/04/19
新築でキッチン設計をお考えの方は必見!キッチンの間取り決めにおける失敗しないポイントを紹介します!
投稿者:菅原 智弘
「新築住宅を考えているけれど失敗してしまわないか不安」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく新築住宅を建てるのであれば、後悔のない新築にしたいですよね。
不安に思われている方の中でも、キッチンで失敗して料理しづらいキッチンになるのが怖いとお考えの奥様は多くいらっしゃいます。
そこで今回は、キッチンの設計で失敗しないためのポイントから新築の間取りの考え方までご紹介いたします。
ぜひご参考になさってください。
□キッチンの設計で失敗しないためのポイントとは?
ここでは、キッチンの設計で失敗しないためのポイントを紹介します。
1つ目のポイントは、収納を適切に確保することです。
キッチンは家の中でも、食材や調理器具、食器のように収納しておく必要のあるものが非常に多くあります。
そのため、十分な収納スペースを確保しておかなければ、モノが溢れて使いにくい空間になってしまいます。
また、収納を考える際には、スペースの広さだけでなく、位置も重要です。
その収納するものを使う可能性のある場所から遠いところに収納してしまうと、調理の効率が悪くなります。
例えば、コンロから近い位置に鍋やフライパンを置いておかなければ、離れた場所に取りに行かなければなりません。
これは細かいことのように思えますが、実際にその作業を毎日繰り返すとなると非常に面倒です。
2つ目のポイントは、サイズや高さを適切なものにすることです。
理想的なキッチンのサイズや高さは、キッチンで実際料理する方の体格を想定して作ることが重要です。
ワークトップの高さを割り出す方法は、「頻繁に使用する人の身長÷2+5cm」です。
この計算で割り出した高さであれば、腕を自由に動かせて、腰をそれほど曲げずに使える高さになります。
サイズや高さを考える際に、できる限り間口は広く取るようにしましょう。
料理するスペースが広ければ、周囲を気にしなくとも作業ができます。
ただ、コンロとシンクとの間の距離が長くなりすぎると面倒になるため、バランスを考えて設計しましょう。
3つ目のポイントは、コンセントの数やアンペア数をしっかりと計算することです。
キッチンで料理をするとなると、同時に稼働させたい家電はたくさんあるのではないでしょうか。
電気ケトルやトースター、炊飯器など、それぞれの家庭によって使う家電の量が異なります。
それぞれの家庭にあったコンセントの数とアンペア数にしておかなければ、のちにトラブルになりかねません。
余裕を持って使いたい家電が使えるように設計しておきましょう。
□キッチンの広さの考え方とは?
ここでは、キッチンの広さの考え方を紹介します。
*間口
一般的にシステムキッチンにする場合、2550mmが一般的な間口です。
ゆとりのある横幅にすることで、ぶつかってお皿を割ったり料理を台無しにしてしまったりなどのトラブルが起こりづらくなります。
キッチンのスペースを広々と取れる余裕がある場合は、2700mmから3000mmほどの広さを確保すると良いでしょう。
ただ、設計のポイントでも示した通り、あまりにも間口が広すぎてしまうと、キッチンの中で移動する距離が増えることになるため注意が必要です。
*奥行き
一般的なキッチンの奥行きは、65cmです。
アイランドキッチンのように、大きいキッチンをお考えの方であれば、80〜100cmほどの奥行きを取っても良いでしょう。
ただ、奥行きは間口と同じで、あまりにも広すぎてしまうと手が行き届かなくなり、デッドスペースにもなりかねないため注意が必要でしょう。
*通路の幅
配置する家電や家具、キッチンに立つ可能性のある人数をイメージすることで、適切なキッチンの通路の幅が決まります。
基本的に1人しかキッチンに立つことがないのであれば80cmほど、2人立つことが頻繁にあるのであれば、120cmほどの幅を確保しておくことが重要です。
冷蔵庫や収納を背面に設ける場合、扉を開けた状態のスペースの確保についても考えておきましょう。
□キッチンの家事動線の考え方について
ここでは、キッチンの家事動線の考え方についてご紹介します。
キッチンは家の中でも毎日人が必ず立つ重要な空間であり、特に専業主婦の方にとっては特別な空間になります。
キッチンで普段調理をする方は、効率的に動いて料理を行いたいとお考えの方がほとんどでしょう。
そのため、キッチンでは無駄な動きを極力減らして作業ができるように、要所要所での移動を最短距離にすることを意識することが大切です。
移動を最短距離でできるような家事動線にするためには、現在住んでいる家のキッチンで料理をする際にどのような動きをしているのか考える必要があります。
普段の動きを実際にアウトプットしてみて、冷蔵庫や食器棚の適切な置き場を考えてみるとうまくいく可能性が上がります。
その中で、キッチンスペースとして適切な形のシステムキッチンになっているのか、考えるようにしましょう。
□後悔しない間取りにするための3ステップ
ここでは、後悔しない間取りにするための3ステップをご紹介します。
*ステップ1:すでに建っている家の間取りをできるだけ多く見る
新築を建てる場合、初めて間取りを考えるという方がほとんどです。
そのため、何もない状態から間取りを考え始めるのは無理と言っても過言ではありません。
そこで、間取りを考える際は、どのようなことがしたいのかピックアップすることが重要です。
間取りの事例を見たことがない方であれば、家を考えるとなるとまず現在の家や実家の間取りが頭に浮かぶのではないでしょうか。
中には友人の家を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それだけの知識では自分の理想の間取りを実現するには不十分です。
本当に自分が家づくりでしたいことが何なのか考えるためには、他の人がしたいと考えて作ったものを見るのが一番効率的です。
できる限り多くの間取りを見て、「これがしたい」「あれがしたい」というものをどんどんピックアップしていきましょう。
その中で優先度の高いものを厳選していくことで、家づくりが終わった後に「こうしておけばよかった」となることを防げます。
*ステップ2:間取り作りで後悔するポイントを事前に確認しておく
非常に長い時間をかけて考え抜いた先に家が完成します。
しかし、家は3回建てないと満足のいく家にはならないと言われるほど、後悔する方が多いです。
こう聞くと後悔するのは防ぎようがないように思えますが、事前にこれまで家を建てた方の後悔ポイントを知っておけば、ある程度対策できます。
*ステップ3:仕上がった間取りは最終的にプロに確認してもらう
実際に家づくりの打ち合わせを始める前から間取りについてお考えの方の中には、「この間取りで本当に良いのかな」というふうにお悩みの方も多いでしょう。
家づくりは一生に一度である場合がほとんどですから、不安になるのは仕方ありません。
このように不安になられている方は、ぜひ一度当社へご相談ください。
当社では、モデルハウスの見学会を受け付けております。
また、お客さまのご希望やご予算に合わせたご提案をいたしますので、ぜひ当社へお任せください。
□まとめ
今回は、キッチンの設計で失敗しないためのポイントから新築の間取りの考え方までご紹介いたしました。
間取りで後悔しないための3ステップのように、たくさんの間取りを見て、どのような後悔があるのかを知り、プロに確認してもらうようにしてください。
その上で、効率的な家事動線やスペースについてしっかりと考えれば、間取りで失敗する可能性は低くなるでしょう。
当社では、新築住宅のご依頼を承っております。
新築住宅をお考えの方は、ぜひ一度当社までご相談ください。