住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2021/05/10
注文住宅のキッチンの選び方を解説します!
投稿者:菅原 智弘
住宅を1から作っていくとなると決めることはたくさんありますが、その中でも内装のアイデアを出すのは大変ではないでしょうか。
今回は、その内装で特に重要なキッチンの選び方について解説します。
□最新のシステムキッチンとは
世の中の家族の在り方、仕事の仕方も刻々と変化する中、住宅のあり方も時代と共に変化しています。
最近では、手早く簡単に、といったニーズが求められるようになってきており、キッチンを選ぶ際にもそういった需要があります。
ここでは、そういった点を踏まえて、最新のシステムキッチンを紹介します。
最新のシステムキッチンでは、収納に困ることはありません。
従来の使いづらかったキッチンの収納を解決するようなモノが続々と登場してきています。
出し入れしやすいスライド収納が多くなっており、奥にしまった調理器具も良く見えて出し入れが簡単になりました。
従来タイプの開き扉のように、収納するたびにしゃがんで出し入れする必要がありません。
調理作業が一段と捗るでしょう。
さらに最近は節水性に配慮されていたり、清潔さをしっかり保ってくれたりするモノまで販売されるようになってきています。
節水と快適性を実現する省エネ水栓が取り入れられ、地球環境にも配慮したようなエコなキッチンもあります。
水が流れると少し音がしたステンレス製のシンクは、静音レベルが高められ、より静かに作業を行えるタイプが増えてきています。
食器洗いをしていてもTV音が聞こえるので、こういった機能は想像以上に家事を助けてくれるものではないでしょうか。
調理作業している最中に水栓を触ると、触ったところが油などで汚れたりしましたが、最近では手をかざすだけで水が出るような、自動水栓シンクもあるのでオススメです。
水を出しっぱなしにする必要もなく、使いたい時にかざすだけなので、水道代の節約にも繋がります。
□失敗例を参考にしてキッチンを選んでみる
実際に毎日キッチンを使ってみると、想像以上に使いづらい、この機能はいらなかったと感じてしまう方が多いのは事実です。
料理をするようなご家族であれば、毎日使うキッチンは失敗したくないというのが本音だと思うのですが、どこをどのように気をつけて良いのか正直分からないですよね。
ここでは、失敗例を参考にしてキッチンをどのように選べば良いのかについて解説します。
まずは、キッチンの高さから確認していきましょう。
キッチンの高さと身長のバランスは実は非常に重要です。
キッチンの高さがあっていないと、長時間キッチンで作業し続けて腰を痛めたり、ケガをしたりするようなことがあるかもしれません。
実際にキッチンの高さを考えずにつくってしまい、腰が痛くなってしまう人が多発しています。
キッチンの高さを選ぶ際は、自分の身長を2分の1にしてそこに5センチメートルをプラスしてください。
それがキッチンの高さのベストサイズになります。
続いては収納です。
収納はたくさんある方が良いと思って大量にキッチンに設置してしまう方がたくさんいますが、もう一度本当にそのスペースを使うのか考えてみてください。
収納は多い方が良いという訳ではなくて、使いやすさの方が大切です。
収納スペースを設置すればするほど、設置費用は高くなります。
できれば、使いやすさを第一に考えて、無駄をなくすようにしましょう。
最後はキッチンの形です。
開放的なアイランド型のキッチンを設置したけれど、料理をするたびに煙や油などが周囲に飛び散り、リビングやダイニングが料理のにおい、油のにおいで充満してしまうような状態に陥っている方は少なくありません。
おしゃれやデザインにこだわるのはもちろん大切ですが、やはり使いやすさ第一に、どういうキッチンが一番作業しやすいかを考えるようにしましょう。
□理想のキッチンをつくるポイントについて
理想の使いやすいキッチンをつくるポイントとしていくつか気をつけて欲しいことがあります。
まずはコンセントの数です。
キッチンには、冷蔵庫、電子レンジ、食洗器、オーブンなど、様々な家電を設置することになります。
どこにそういった家電をおいて使うのかを予め考えて、コンセント不足にならないようにしっかり配備計画するようにしてください。
ゴミ箱を置く場所も決めておきましょう。
毎日出る生ごみ、食品のプラスチックごみなどを分別するためにゴミ箱は複数置く必要があるでしょう。
それらをどこに設置していると、ゴミ出しまで楽にできるようになるかを事前に考えておくこともまた必要です。
最後は、ガスにするかIHにするかです。
ガスを使うと火事の心配があるでしょう。
しかし、IHだと火力が弱いのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、最近はどちらにも技術の進化が見られます。
ガスであっても消し忘れ防止機能がついていたり、IHであれば火力が強くなったりしています。
メーカー別に機能の詳細は異なるので、それぞれをよく確認するようにしてください。
□まとめ
今回はキッチンの選び方について解説しました。
是非、参考にしてみてください。
新潟で注文住宅についてお悩みの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。