住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2019/02/11
地中熱空調システム
投稿者:菅原 智弘
大滝工務店の動画 公開中!
こんにちは!
大滝工務店です。
当社のモデルハウスには、エアコンはありません。
その代わりに『GBECヒートクラスター工法』という
【地中熱を利用した全館空調システム】
を導入しています。
これは
井戸水の中に浸した「循環チューブ」から地中熱源を利用する工法
になります。
文章で説明するのは、なかなか難しいですね・・・。
画像でみてみると
このようなイメージになります。
では、そもそも地中熱ってなに?というところから
お話していきます。
地中熱とは、その名のとおり
地面の中の熱のことを指します。
一言に地面の中といっても三段階あり、
地上から1~10mの地面の熱を地表熱
10~200mの地面の熱を『地中熱』
200m~の地面の熱を地熱と言います。
この地中熱部分の温度なのですが、
年間13~17℃と一年を通して安定した温度を保っています。(新潟の場合)
今回の空調システムは、ここに着目したわけです!
どういうことか、地中熱空調のメリットを交えながらお話します。
地中熱空調のメリット
◎省エネでエコな暮らし
どのような所が省エネなのか具体例で見ていきましょう。
真冬(0℃)の時期に、室内温度を28℃にしたい場合。
一般的なエアコンは空気熱源ですので
0℃の空気を28℃まで温める大きなパワーが必要になってきます。
大きなパワーが必要ということは、
その分電気代が高くなってしまいます・・・。
しかし、このヒートクラスター工法では
地中熱(約14℃)を利用するので
14℃から28℃に温度を上げるパワーだけですみます。
0℃から28℃に温度を上げるパワーよりも
はるかに小さいパワーですみますので
その分、電気代を安くすることができます。
これが一番のメリットではないでしょうか。
そしてもう一つのメリットは
ヒートアイランド現象の抑制です。
ヒートアイランド現象とは、簡単に言うと『温暖化』です。
地球温暖化の都市版みたいなものです。
一般的な住宅の場合は
冷暖房機器(エアコン)一台につき、一台室外機がつきます。
その室外機から熱風が排出されているのを
ご存知でしょうか。
この熱風が『温暖化』に影響してきます。
一方のヒートクラスター工法は
熱の排出も地中になります。
ですので、どんなに排出しても
地面の中では、温暖化に影響しませんよね♪
以上、今回は地中熱のお話と
地中熱空調のメリットについて紹介しました。
地中熱を利用して空調に取り入れるなんて
考えた方凄いな~って思います。
太陽光発電の時のブログにも書きましたが、
発想力半端ないって!って言われちゃいますよ(笑)
それでは!