住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2018/12/04
瓦とガルバリウム鋼板の特徴
投稿者:菅原 智弘
大滝工務店の動画 公開中!
こんにちは!
大滝工務店です。
前回は外壁についてブログを
書かせてもらいました。
今回は同じ外部つながりで
【屋根】について書いていこうかと思います。
屋根も外観という面ではとても重要です。
雨楽な家の1棟目 D様邸では
2階の大屋根は瓦屋根、
1階の下屋部分や軒先はガルバリウム屋根という
2種類の屋根で仕上げました。
こちらは2階屋根です。
瓦は瓦でも、三州のいぶし瓦というものを使用しました。
瓦ってたくさん種類ありますよね。
瓦屋根の特徴は何と言っても耐久性です。
いぶし瓦の耐久年数は40~50年と言われています!
新築時に瓦を葺いてしまえば、
とりあえず屋根のメンテナンスは考えなくてもいいくらいです。
仮に瓦が割れてしまってメンテナンスが必要になっても
瓦の場合は割れただけを取り替えることができるので、
メンテナンスがお手軽にできるのも特徴です。
そして瓦には断熱性があります。
多孔質な材質やその厚さから
外気を建物内に取り入れにくくしたり、
建物内の空気を外部に逃げにくくさせられます。
FPの家に瓦を使用すれば
なおさら断熱効果が期待できそうですね♪
雨楽な家の場合は
日本の伝統文化を次世代に伝える家づくりなので
減少しつつある瓦屋根の文化を
現代に残すための意味合いもあります。
今は昔と違って様々な種類の瓦もあるので
古臭い印象は全くありません。
1階の下屋部分の屋根です。
材料はガルバリウム鋼板で立平葺きです。
最近は耐震性の問題から
瓦屋根ではなくて、このガルバリウム鋼板の屋根が
増えてきている傾向にあります。
日本はやはり地震大国で
耐震性の問題については避けて通れないものです。
ガルバリウム鋼板屋根の特徴として
材料自体が非常に軽いので、耐震性に優れています。
また、ガルバリウム鋼板屋根は
デザイン性にも優れています。
瓦にも種類はありますが、1パターンになりがちです。
しかし、ガルバリウム鋼板には
縦葺き、横葺き、瓦調葺きなどあり、
さらにその中でも数十種類に別れていて
様々なデザインに対応することができます。
デザイン住宅などでは、
ガルバリウム鋼板屋根を採用する場合が多いようです。
そして、このガルバリウム鋼板は
金属板にも関わらず、
錆びにくいのも特徴です。
一般的なトタンと比べて3~6倍長持ちします。
同じような鉄板なのにどこが違うのでしょうか?
それは鉄板に塗っている【メッキ】の違いです。
トタンは亜鉛のメッキを塗布するのですが、
ガルバリウム鋼板は亜鉛に加えて
アルミニウムやケイ素(シリコン)を加えたメッキを塗布しております。
なぜアルミニウムとケイ素を加えると
錆びにくくなるのかは、ここでは割愛しますが、
トタンよりもガルバリウムは錆びにくいのです。
以上、瓦屋根と金属の
ガルバリウム鋼板屋根の特徴・メリットについて
紹介していきました。
耐久性の瓦・耐震性のガルバ
といったところでしょうか。
外壁と同じで、お客様のニーズに合った
屋根材を一緒に検討していきましょう!
それでは!