住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2022/01/29
新築をお考えの方へ!照明計画の基本を解説します!
投稿者:菅原 智弘
新築をお考えの方は、照明計画をどのように行えば良いのかご存知でしょうか。
照明計画を正しく行うことで、想像通りの家を実現できます。
そこで今回は照明計画の基本を解説します。
新築をお考えの方は、ぜひお役立てください。
□照明計画の基本をご紹介!
照明は人の暮らしに必要不可欠なものです。
しかし、照明計画について詳しく知らない方は多いでしょう。
そこで照明計画の基本を3つご紹介します。
*照明計画の手順を知る
照明計画の基本として手順を知る必要があります。
そして、手順は5つのステップに分けられます。
手順1は、コンセプトを考えることです。
家のデザインやイメージを考える際に、照明についても同時に考えることがおすすめです。
また、家全体または部屋ごとに、どのような雰囲気にしたいか決めておくことがおすすめです。
手順2は、光のイメージを具体的に検討することです。
家の間取りが完成した後は、光のイメージを具体的に検討しましょう。
例えば、平面図にイメージに合った器具を配置して光の分布を確認したり、ショールームで光り方を確認したりすることです。
手順3は、照明器具を選定することです。
家の完成がイメージできると、使用する照明器具は絞られます。
そのため、照明カタログや照明メーカーなどで照明器具を選定します。
手順4は、詳細を検討することです。
間接照明や埋め込み照明を選定する場合、器具の納め方を決める必要があります。
詳細を検討する作業は専門的な要素が強いです。
そのため、詳細を検討する際は設計者に相談しながら行うことをおすすめします。
手順5は、設置位置を検討することです。
照明の詳細を決めた後は、細かい設置位置を検討します。
このとき、照明器具が手元にある場合は実際に照明器具を見ながら検討するとイメージが湧きやすいでしょう。
*空間の用途に適した照明を計画する
空間の用途に適した照明を計画しないと、照明がイメージと違う可能性が高くなります。
そのため、空間の用途に合った照明を意識して計画することがおすすめです。
計画をする際は、設計者と情報共有することが重要です。
共有する情報は家族構成と建物の用途です。
また、各部屋の使い方も1部屋ずつ明確にすることがおすすめです。
各部屋の使い方を明確にすることで、生活に合った照明を設置できるでしょう。
*照明計画の手段を知る
一般住宅における照明計画は、多くの場合照明メーカーが行います。
照明メーカーが行う場合、3つの流れで行われます。
まず、設計者が照明のイメージや要望を照明メーカーに伝えます。
次に、自社商品から要望やイメージを実現できるプランが提案されます。
最後に、平面図に選定器具を合わせたプレゼンテーション図で提案されます。
□照明器具の種類をご紹介!
照明器具の種類がどのくらいあるのか分からない方は多いでしょう。
そこで照明器具の種類を6つご紹介します。
1つ目は、シーリングライトです。
シーリングライトとは天井に直接設置する照明のことです。
高い位置から部屋を照らすため、部屋全体を均等に明るくできます。
また、取り外しが簡単であることもメリットです。
2つ目は、ダウンライトです。
ダウンライトとは天井に埋め込んで設置する照明のことです。
埋め込みタイプのため、空間がすっきりとします。
また、個々の明るさは低いですが、複数のダウンライトを使用することで、メイン照明として使用できます。
3つ目は、間接照明です。
間接照明とは壁や天井に光を反射させて、間接的に空間を明るくする照明のことです。
天井を高く強調したい方や伸びやかな空間にしたい方におすすめです。
4つ目は、ペンダントライトです。
ペンダントライトとは天井から吊り下げる照明のことです。
ダクトレールも設置することで、照明の位置を簡単に移動させられます。
5つ目は、スポットライトです。
スポットライトとは特定の場所を照らすための照明のことです。
特定の場所を照らすことで、その場所を引き立てられます。
また、コントラストが効いた空間ができます。
6つ目は、ブラケットライトです。
ブラケットライトとは壁面に設置する照明のことです。
やわらかな陰影で奥行きを感じさせるため、おしゃれな雰囲気を演出できます。
また、室内だけでなく玄関でも使用できます。
□基本的なスイッチの位置をご紹介!
照明をつけるための基本的なスイッチの位置をご存知でしょうか。
特に決まった位置はなさそうですが、実は基本的なスイッチの位置はあります。
そこで基本的なスイッチの位置を3つご紹介します。
1つ目は、スイッチの高さです。
一般的なスイッチの高さは125センチメートルです。
しかし、状況に応じて高さを変える場合もあります。
2つ目は、居室のスイッチです。
居室の入り口がドアの場合は、取手側にスイッチを設置します。
引き戸の場合は、引き込まれる方の反対側にスイッチを設置します。
この位置に設置する理由は、日常生活を送りやすくするためです。
3つ目は、トイレや洗面所のスイッチです。
トイレや洗面所のスイッチは、一般的に外に設置します。
その理由は中に設置するとスイッチを見つけにくいからです。
トイレや洗面所は空間が狭いため、暗いです。
そのため、スイッチを外に設置して部屋に入る前に空間を明るくします。
□部屋別に照明プランのポイントをご紹介!
照明器具の種類はさまざまです。
そのため、照明器具を何にするか迷う方はいらっしゃるでしょう。
そこで照明プランのポイントを4つの部屋別にご紹介します。
*リビング
リビングでは、シーリングライトとダウンライトを組み合わせることや調光機能付きの照明を選ぶことがおすすめです。
その理由は、リビングがさまざまな用途で使用されるからです。
例えば、家族で団欒することや子供が勉強をすること、映画鑑賞をすることもあるでしょう。
そのため、状況に合わせた照明にすることで、より生活が楽しくなります。
*ダイニング
ダイニングでは、料理を際立たせる電球色や温白色のペンダントライトがおすすめです。
その理由は、ご飯を楽しく美味しく食べられるからです。
ダイニングテーブルに置いてある料理を照明で、より美味しく見せられます。
*玄関
玄関は住人以外の人を迎え入れる場所です。
そのため、お互いの顔がよく見えるように空間が明るくなる照明がおすすめです。
また、玄関はものや段差が多いでしょう。
そこで安全面に配慮してフットライトを設けることがおすすめです。
また、玄関やアプローチは家の見た目を左右するでしょう。
そのため、スポットライトを使って華やかさのある雰囲気にすることや間接照明で温かさを演出することがおすすめです。
*寝室
寝室では、シーリングライトやダウンライトなどの天井付き照明は足元側に設置することがおすすめです。
その理由は、頭側に天井付き照明があると眩しいからです。
寝室は寝るための場所であるため、横になった状態で照明の位置を決めることがおすすめです。
当社は自社の設計士が設計し、自社の担当者が最初から最後までフォローします。
照明計画に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
□まとめ
今回は照明計画の基本を解説しました。
照明計画の手順を知り、空間に適した照明を計画し、照明計画の手段を知ることでスムーズに照明計画を行えます。
新築をお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
また、照明計画について相談したい方は、ぜひ当社までお問い合わせください。