住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/08/09
新潟で注文住宅をご検討の方へ!床暖房の大切さを解説します!
投稿者:菅原 智弘
新潟県にお住まいの皆さん、注文住宅をお探し中でしょうか。
新潟県のような寒い地域で快適に暮らすためには、暖房器具が必要となります。
これから注文住宅の設計を行う方は床暖房の採用をご検討されても良いでしょう。
今回は寒冷地の注文住宅における床暖房についてご紹介します。
□新潟県にお住みの方に伝えたい体を温めることのメリット
冷えは万病の元、という言葉をお聞きになられたことはあるでしょうか。
昔から人々は体を冷やすことは病気に繋がりやすいことを経験から知っていました。
現代の医学界でも、冷えが癌や心疾患などの原因の1つではないかと疑われています。
また東洋医学では、冷えは体の不調の原因であるとされています。
例えば捻挫をして関節を痛めた場合は、その患部に冷えの症状が現れるとされています。
さらに精神的なストレスによっても冷えが引き起こされる場合も考えられるでしょう。
仕事や学校でストレスを感じていて、体が冷えている方は自身の精神の健康状態をもう一度確かめてください。
無理を重ねると、どこかで一気にダメージが出てきてしまいます。
これらのように体のどこかに冷えを感じる場合は、体からの病気のサインとして受けとめて、体調管理に気を配るようにしてください。
また平常時から、できるだけ冷たい飲み物やクーラーが効きすぎている空間は避けて、体を温めることを習慣づけることをおすすめします。
□床暖房について
上記でお伝えした通り体を温めることは、健康管理においても非常に重要となります。
しかし、寒冷地では健康体の方でも体が冷えやすくなってしまいます。
そんな場合に役立つのが床暖房です。
まずは床暖房の種類からご紹介します。
*温水式の床暖房について
温水式とは水を熱源機で加熱させて、温水を暖房用のポンプで床下に設置した床暖房に循環させ、それによって部屋を温める仕組みです。
電気を使用して加熱するものとガスを使用するものの2種類があります。
温水式のメリットは低温火傷をしにくいこと、光熱費が比較的抑えられることが挙げられるでしょう。
温水式は温めた水を循環させますが、水温は42度あたりになるので床と体の接地部分の温度が高くなりすぎることがありません。
また一度、温度をあげた水は冷めにくいので循環させる際にもガスや電気代がお得です。
さらにスイッチを切った後でも、一定時間は暖房効果が持続するのでランニングコストも優れています。
これらのメリットがある一方で、初期費用が高くなりがちであるというデメリットがあります。
*電気式の床暖房について
電気式は床下に設置した発熱体に電気を通して部屋を温める仕組みになっています。
またptcヒーターという温度が高くなりやすい部分の発熱を抑えることで、全体の使用エネルギーを削減できるものもあります。
電気式のメリットは、火を使わないからこその安心でしょう。
特に高齢者やお子様がいるご家庭では、安全性は重要になります。
さらに家全体がオール電化である場合は、床暖房も電気式にして統一させておくことで、光熱費を抑えられます。
一方で電気式はガス式よりも暖房の効きが遅いです。
また電熱線を張り巡らす構造から、部分的な暖まりのムラができやすいのも電気式のデメリットとなります。
これらのメリットとデメリットを把握した上で、それぞれの注文住宅にぴったりの床暖房を選んでくださいね。
次に床暖房自体のメリットとデメリットをご紹介します。
床暖房のメリットの一つは埃が空気中に舞いにくいことです。
ストーブやエアコンなども便利な暖房器具ですが、床暖房と比べると埃がたちやすいです。
冬場は窓も閉め切っているので、室内埃がたたないのは嬉しいですよね。
一方で床暖房をつけている状態で、長時間に渡って昼寝をすると低温火傷をする可能性があります。
また家具などの配置にも配慮する必要があるでしょう。
□床暖房の使用以外で室内を温めるコツについて
床暖房を使用する以外にも、家の中を暖かく保つコツがいくつかあります。
まずは窓がきっちり閉まっていることを確認しましょう。
窓が少しでも開いていたら、冷たい外気が部屋の中に入ってきて部屋が暖まらない原因になります。
さらに窓の隙間が無いかも確認すると良いでしょう。
窓が閉まっていても、経年劣化などでガラスと外壁の間に隙間があると常に家の中の温めた空気が外に漏れだすことになります。
もし隙間を見つけたらフィルムやテープなどを使用して、塞ぐようにしましょう。
また、床にカーペットを敷くのも効果的です。
足元が暖かいと体全体で感じる寒さも幾分かましになります。
さらにカーペットは暖かい空気が床から漏れるのを防ぐ効果もあります。
これらの対策をすることで、より暖かくて快適な住空間を作るのが良いでしょう。
□まとめ
今回は注文住宅における床暖房の重要性についてお伝えしました。
これらの知識を元に新潟県のような寒冷地の厳しい冬も、床暖房を活用しながら乗り越えてくださいね。
床暖房の他にも注文住宅に関して、ご質問などがあればお気軽に当社までご連絡ください。