住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/08/19
新潟で自然素材の家を作るには?種類を解説します!
投稿者:菅原 智弘
最近では、注文住宅に自然素材を取り入れてみたいとお考えの方も多いです。
自然素材を採用することによってデザイン性や雰囲気が向上するだけではなく、機能面や健康面でもメリットがあることから人気があります。
今回は、新潟の工務店が自然素材の種類とメリットについてご紹介します。
□自然素材の種類を使いどころでご紹介
自然素材には、主に壁に使用されるものと床に使用されるものがあります。
それぞれの素材の特徴と機能を確認してみましょう。
*壁に使用する自然素材
1つ目に、珪藻土という素材があげられます。
珪藻土は海底に溜まったプランクトンの化石が原料である自然素材です。
調湿性に優れていて、湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥しているときには湿度を放出するという特徴があります。
また、シックハウス症候群を防げるというのも大きな特徴でしょう。
自然素材は施工価格が高額になりやすいですが、珪藻土の場合もビニール製クロスの倍以上のお値段がかかります。
2つ目に、漆喰という素材があげられます。
漆喰はよく聞く素材ですが、消石灰と海藻糊、砂など混ぜ合わせて作られていることはご存じでしたか。
ビニール製クロスが使用されるようになってからあまり使われなくなりましたが、最近再び注目を集めている自然素材です。
特徴として、壁の仕上がりをフラットにすること、カビに強いためシックハウス症候群の対策になることがあげられます。
費用面に関しては、ビニール製クロスの3倍から4倍はかかる場合が多いでしょう。
*床(フローリング)に使用する自然素材
1つ目に、パイン無垢フローリングがあげられます。
こちらは、アカマツを素材として作られるフローリングです。
年を経るごとに変化で深みが出るので、住めば住むほど味が出るフローリングであることが特徴でしょう。
そして、木が柔らかい材質なので、子供や高齢者がいる家族にはおすすめの自然素材です。
2つ目に、スギ無垢フローリングがあげられます。
スギは和の空間ととてもマッチするので、日本の住宅では使用されることが多いです。
柔らかくて肌触りが良く、あたたかみがあることが特徴でしょう。
しかし、独特な香りがあるので、苦手と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
3つ目に、チーク無垢フローリングがあげられます。
こちらの素材は硬くて強度が高く、反りが少ないので、高級な家具によく使用されています。
床暖房に対応可能な素材であり、アジアンテイストな住宅などよく使われています。
□漆喰と珪藻土のメリット
*漆喰
漆喰には、二酸化炭素を少しずつ吸収し、ゆっくり固まるという性質があります。
そうして年月をかけて固まっていくので、見た目に味が出て長く住むほどデザイン性が高まるのが漆喰の魅力でしょう。
漆喰の壁は調湿性もあるので、夏のじめじめや冬の乾燥を防いでくれます。
さらに、漆喰を塗った壁は徐々に時間をかけて硬くなります。
こちらは、時間が経っても劣化しにくいというメリットになるでしょう。
*珪藻土
珪藻土は、とても優秀な湿度調節機能を備えていることがメリットのひとつです。
珪藻土自体が湿気を吸収したり放出したりします。
それによって、室内の臭いを吸収、脱臭、消臭することが可能です、
夏の湿気が多い時期や冬の乾燥が気になる時期でも、ダニやウィルス、カビなどが発生しづらい環境を作ってくれるでしょう。
また、珪藻土の内部には小さな穴があって、音声の吸収ができます。
そのため、室内の音が外に漏れにくいというのも珪藻土のメリットです。
加えて、空気中の臭いを吸着する効果もあるので、ペットの匂いが気になる家庭にもおすすめの素材です。
□無垢材を使用することのメリット
無垢材とは、接着剤を使用せずに、自然から切り出した木をそのまま使用している木材です。
床や壁、家具などに使用されることが多いでしょう。
無垢材は肌触りが良く、年を経るにつれて白色があめ色に変化して味が出て美しくなっていきます。
ナチュラルさがあり、デザイン性という面でもメリットが大きいですが、機能性でも多くのメリットがあります。
まず、無垢材には断熱や保温効果があるので、年間を通して屋内で快適に過ごせるでしょう。
加えて、湿度調節という面でも効果を発揮するので、湿気や乾燥を防止する役割も担います。
また、木に含まれる精油にはダニやカビの発生を抑える役割があるので、空気を清潔に保てるというメリットもあげられるでしょう。
□自然素材の選び方とは
ここまで多くの自然素材をご紹介してきました。
自然素材のメリットは体に優しいこと、快適さが向上すること、デザイン性が高いことです。
一方で、施工コストが高いというデメリットがありますが、素材としての寿命は長いので長期的な目で見るとお得と言えるかもしれません。
自然素材にはさまざまな種類があるため、それぞれの特徴や違いを理解し、ご家族に合ったものを選ぶのがおすすめでしょう。
□まとめ
今回は、自然素材の種類とメリットについてご紹介しました。
自然素材について知識を持ったうえで施工会社と相談すれば、家族にマッチした住宅の姿をイメージできるでしょう。
理想の自然素材を使用したお家づくりのために、一度当社にご相談してみてはいかがでしょうか。