住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/08/26
新潟で自然素材を使った注文住宅を建てたい!手入れはどうすべき?
投稿者:菅原 智弘
「注文住宅に自然素材を取り入れたいが、手入れが億劫そうで心配だ。」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
自然素材は自然に近い状態の材質を使用しているため、手入れに手間がかかるのではないかと心配な方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自然素材の手入れ方法についてご紹介します。
□無垢材の手入れはどのように行えば良いの?
まずは、無垢材の手入れについてご紹介します。
無垢材は特定の木材を表すものではなく、丸太から切り出した自然な状態のままである木材全般のことを指します。
普通の木材との違いとして、接着剤が使われていない点、張り合わせて作ったものではない点があげられるでしょう。
このような無垢材を手入れする際に、特別なことをする必要はありません。
普通に掃除機をかけられますし、雑巾がけもできます。
汚れが気になった際には、クリーナーで拭けば問題ありません。
また、ワックス効果のあるクリーナーを使用することで、水汚れをはじきやすくできるのでおすすめです。
こちらは年に1、2回行えば十分であると言えるでしょう。
肌触りや色合いを確認してみて、必要だと思ったタイミングで行ってみてください。
キズやへこみに関してはどうでしょうか。
無垢材は本物の木を使用しているので、合板フローリングのように表面の木目模様がはがれてしまうことはありません。
また、無垢材は経年変化でより味わいが出る木材であることが特徴です。
キズやへこみも、それほど大きくなければ味のひとつとしてとらえられるかもしれません。
無垢材の繊細なイメージから手入れが大変なイメージがあったかもしれません。
しかし実際は、長持ちする素材であり手入れも簡単であることを覚えておいてくださいね。
□漆喰の手入れはどのように行えば良いの?
次に、漆喰の手入れについてご紹介します。
漆喰は、漆喰は石灰石という岩石を原材料とする壁材です。
こちらはpHが高く強アルカリ性のため、臭いや病気の元になるカビや細菌、ウィルスまで分解してくれるという点が特徴でしょう。
また、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着し分解する効果まであります。
このようにさまざまなメリットがある漆喰ですが、無垢材と同じく、手入れにそこまで手間はかかりません。
まず、ほこりを寄せつけないので、日々のお手入れは不要です。
これは、漆喰が天然材料のみのため静電気を帯びないからです。
手入れに手間がかかるどころか、掃除の負担を軽減してくれるでしょう。
汚してしまった場合にも、対処法があります。
1つ目に、汚れてしまった箇所を消しゴムで消すことです。
この程度なら、簡単に掃除ができますね。
2つめに、カッターで汚れた部分を切り取ることです。
これは、凹凸があるテクスチャーの場合の対処法として最適でしょう。
3つ目に、同じ材料で上塗りすることです。
調味料や墨汁、赤ワインなどの目立つ汚れがついてしまった際には、こちらの対処法をとるのがおすすめです。
では、ヒビが入ってしまった際にはどうすればよいのでしょうか。
一般的には、一か所だけ修正すると色の違いが出るため、一面塗り直しでお金がかかると言われます。
しかし、本物の漆喰は変色がないので、ヒビが入った部分だけの補修が簡単にできます。
ただ、角が欠けてしまった場合、コテできれいに仕上げた場合は、きれいに直すことが難しいので職人にお願いすることになるでしょう。
このようにヒビが入ると修正に時間がかかる可能性が高いので、普段から丁寧に扱うのが賢明ですね。
□珪藻土の手入れはどのように行えば良いの?
次に、珪藻土の手入れについてご紹介します。
珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻が堆積した土が原料です。
これだけでは固まらないので、副資材(固める素材)を混ぜ合わせて壁材になっています。
特徴としては、調湿効果が優れていることがあげられるでしょう。
じめじめしているときには湿気を吸収し、乾燥しているときには湿気を放出します。
そんな珪藻土ですが、こちらも特別な手入れが必要になるわけではありません。
ここでは、珪藻土の壁在を汚してしまった際にどうすればよいのかをご紹介します。
鉛筆や手あかなどの汚れがついてしまった際には、プラスチック消しゴムで消すのがおすすめです。
そうすることで、汚れがある程度消えるでしょう。
ペンやマジックの汚れがついてしまった際には、メラミンスポンジか目の細かい紙やすり(400~1000が目安)でこすってください。
コーヒーや醤油のような液体が染みた場合には、周辺部分を清潔な濡れタオルで叩くように落とすのがおすすめでしょう。
それでも落ちない場合は、中性洗剤を薄めて濡れタオルで叩くように落としてみてください。
叩くようにして落ちなかった場合は、やさしく擦ってみましょう。
□まとめ
今回は、自然素材の手入れ方法についてご紹介しました。
自然素材でも手入れはそこまで難しくなく、汚れた際にも対処法があることがわかりましたね。
当社は、自社の担当者が最初から最後までお家づくりのフォローをする、新潟の設計事務所です。
素材についてご相談がある方はぜひ一度お問い合わせください。