住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2022/01/14
専業農家で雨楽な家・平家
投稿者:代表 菅原
築85年も住み慣れた2階建ての家を取り壊し、太陽や風との繋がりを楽しむ雨楽な家・平屋を計画しました。日本のお家らしい、ゆったりとした切妻屋根に深い軒の外観デザイン。
落ち着いた雰囲気の外壁に柱や軒裏の木の色が鮮やかに映えます。駐車場より車いすでもスムーズに行ける緩やかなスロープを設計に入れてあります、又は、農業を専門としておりますので、専用の外部に洗濯場と手と足の洗い場も木の格子で目隠しにしています。南側には深い軒の土間テラス、勝手口ドアもあり、夏は日差しを抑え、冬は日差しを家の中まで入って来るように設計しました。
玄関入口は2枚引き込み戸ですので、車いすでもスムーズに出入り出来るよう、広い土間・脇には格子引き戸を開けると家族の下足収納スペース・又はロフト部屋に揚れる階段スペース併用に設けました。
和室の8帖よりも大きいスペースに、床の間そしてお仏壇は幅と奥行きが普通よりも大きく、4枚折り戸は奥に収納が出来て、広くすっきりとした和室になりました。神棚も同じ和室に設け壁よりも出さない様に奥に入れました、縁なしタタミを用いたコンパクトな4.5帖の2部屋。お迎えするお客様の人数や用途によって使え分けられる落ち着いた空間です。
無垢の桧や杉の香りに包まれる大空間のLDKはお庭を眺められる特等席です。木と漆喰和紙の組み合わせ、天井や腰壁に杉板を張り室内にいながら木の香りが楽しめるリビング・ダイニングでリラックス。素材を変えてデザインした天井や木の列柱も空間の良いアクセントになっています。キッチンは広々と使い安い対面キッチン。背面は天井までのガラス引き戸で大収納の食器棚と地袋その上に電子レンジ等の家電カウンター・タナ収納・勝手口中仕切りの6枚折り戸を開けると土間と繋がりで米・トマト・きゅうり等の出荷伝票や事務所兼40cmの高さの上り段に腰を掛けて休み空間としても使える部屋してあります。
洗面脱衣室に杉板をふんだんに使用してヒノキの造作洗面カウンター及び脱衣収納棚も、便利です。大きな鏡も製作で張り付けタタミ3畳分の脱衣室が広く感じます。
寝室の洋室は3部屋。使えやすい位置にウオークインクローゼットを各部屋に設けるなど収納も充実させています。南向きの部屋には洗濯物を干せるサンルームを設置しました。