住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/03/02
新潟県で住宅を建てる方向けに換気システムについて解説します。
投稿者:菅原 智弘
みなさんは正しい換気の方法を知っていますか。
換気は生きていく上で当たり前に行うことですが正しい方法でやっていない人もいるでしょう。
そこで今回は3種類の換気方法と換気システムの選び方を解説します。
□3種類の住宅換気システムとは?
主に住宅の換気方法は窓を開ける換気方法のほかに3種類の換気方法があります。
第1種換気、第2種換気、第3種換気です。
これら3つの換気方法は全て機械で換気する方法です。
そのため、窓を開ける方法に比べて計画的に換気することができ、余計な手間がかかることもありません。
かといって窓を全く開けないのは健康によくありません。
*第1種換気
給気、換気の両方とも機械で行う換気方法です。この方法を使えば、思った通りの換気ができます。
第1種換気には2つの換気方法があります。
1つは給気と排気を別々の場所で行う分散型です。
もう1つは給気と排気を1カ所で行い、各部屋の換気をする集中型です。
*第2種換気
給気を機械で行う換気方法です。
室内の気圧が外のよりも高くなり、チリやホコリが入りにくくなります。
ですが、壁体内結露(壁の柱や土台を腐ること)が起こりやすいなどの問題もあり、一般の住宅ではほとんど採用されていません。
*第3種換気
こちらは排気を機械で行う方法です。
よく採用されている方法です。
ですが、この方法で思った通りの換気を実現するには、かなり高い機密性能が必要です。
また、気温や気候によって換気性能が左右されます。
□換気システムの選び方とは?
ではここから具体的な換気システムの選び方について説明します。
一戸建て住宅に換気システムを導入する場合は第2種換気システムをとりいれることはほとんどありません。
第1種換気と第3種換気をとりいれることが多いです。
家の気密性が低い、空気汚染の影響が多い環境に自宅があるといった状況にある方で、お金や時間に余裕のある方は、第1種換気を選ぶ方が多いです。
しかし、設置費用やランニングコストが他の方法に比べて多くかかる場合があり、定期的なメンテナンスも必要で、お金に余裕がないと第1種換気をうまく使いこなせない可能性もあります。
反対に、メンテナンスをしたくない、設置費用やコストにあまりお金をかけたくないといった方は、第3種換気を選ぶことが多いです。
第3種換気は家の空気を排出する仕組みなので、気密性が高い場合空気の循環がうまくいかなくなるので注意しましょう。
□まとめ
ここまで3種類の換気システムとその選び方について解説しました。
生活スタイルや家庭によって求めるものはさまざまです。
ご自身お生活スタイルや家庭環境によって合わせて選びましょう。
もし何かわからないことがありましたら、気軽に当社にご連絡ください。