住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/06/02
新潟で注文住宅を建てたい方必見!断熱性能が良い家とは?
投稿者:菅原 智弘
注文住宅をお考えの皆さんで、家の断熱についてお悩みの方は多いのではないでしょうか。
断熱材の機能や特徴を知っておくと、家を建てる際悩まなくても済みますよね。
そこで今回は、断熱材の役割や種類についてご紹介します。
新潟で注文住宅を建てようとをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□断熱材は家を快適な状態で維持してくれる
断熱材の基本的な役割は、外の温度を家の中に伝えないことです。
外の暑さや寒さが家の中まで影響してこないと、冷房や暖房が効きやすくなるでしょう。
つまり、断熱機能が高ければ高いほど、光熱費を安く抑えられるでしょう。
また、断熱材の役割は家の保温効果を高めるだけではありません。
□断熱性能は家の寿命を左右する大事な要素である
断熱材は外気の気温を遮断するという機能の他にも、気密性を高めるという役割を果たします。
気密性とは、密閉した気体が外部に漏れない性質のことです。
気密性が高いことのメリットは大きく4つあります。
*断熱効果アップ
気密性というのは、言い換えると家の隙間を無くすことを指します。
家の隙間が少なければ、その分熱も伝わりにくくなるでしょう。
*換気効率アップ
通常の壁だと、隙間がたくさんあるため空気の通り道がまばらになります。
このような状況だと、換気効率が悪くなってしまいますよね。
家の隙間が少ないと、空気の通り道が絞られるため、風がよく通るようになり、その分空気の入れ替えがスムーズに行えるでしょう。
換気効率がアップし、空気の入れ替えが頻繁に行われることで、家の中の空気が常に綺麗な状態を保ちます。
*防音性能アップ
家の中で騒ぎたくなる時も、時々ありますよね。
普通の壁だと、音の振動をよく通してしまい音が外まで漏れ出てしまいます。
気密性が高いと、音の振動が外まで伝わらず騒音のトラブルが起こることも避けられるでしょう。
*家の寿命が延びる
断熱材の1番大きなメリットともいえますが、気密性を高めることで、家の寿命を伸ばす役割を果たします。
気密性が高いことで、熱だけでなく湿気や水分も遮断します。
また、換気効率が高いため家の中の空気が溜まりにくいです。
梅雨の時期でも湿った空気がこもることがなくなり、湿気が主な原因である結露が発生することも防げるでしょう。
通常は、湿気や結露によって家のあちこちが錆びたり、カビが発生して腐ったりすることで長持ちしません。
しかし、断熱材によって湿気や結露の発生を抑えることで、そのようなことがなくなり、結果的に家が長持ちするのです。
□断熱材には材質が3種類ある
様々な役割を持つ断熱材ですが、その種類は実は1種類だけではありません。
断熱材は原材料によって大きく3つの種類に分けられます。
1種類目は鉱物で作られた断熱材です。
鉱物系の断熱材の中にも2つ種類があり、それぞれ材料が異なります。
1つ目はガラスウールと呼ばれ、ガラスを溶かして繊維状にして形成したもので、昔は結露が発生する欠点が見られました。
しかし、現在ではその問題も解決され、日本のみならず欧米でも人気の断熱材です。
2つ目は玄武岩や鉄鋼スラグといった鉱物を繊維状にして形成した断熱材で、ロックウールと呼ばれています。
こちらは欧米ではグラスウールと同じくらいの人気を誇りますが、日本ではまだあまり浸透していません。
ガラスウールとロックウールは、両方とも国から不燃材料として認められており、形状もボード状やマット状など様々な種類があります。
2種類目は石油系と呼ばれ、主に化学物質を配合して作られています。
こちらも製法や材料の違いから様々な種類に分けられます。
そのうちいくつかをご紹介しましょう。
1つ目はビーズ法ポリスチレンフォーム(E P S)という断熱材です。
一般的には発泡スチロールと呼ばれているため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ビーズ法ポリスチレンフォームの特徴は、耐水性に優れ、衝撃に強い上に軽くて加工がしやすいという点にあります。
2つ目は押し出し法ポリスチレンフォームと呼ばれるものです。
こちらはビーズ法ポリスチレンフォームと名前が似ているため混同されがちですが、製法が少し異なるため注意しましょう。
押し出し法ポリスチレンフォームはビーズ法ポリスチレンフォームに比べ硬くより強い圧力に耐えられますが、吸水性はあまり優れていないでしょう。
その他にもウレタンやペットボトルを再生したものから作られている断熱材もあり、それぞれに固有の特徴を持ちます。
3種類目は自然系と呼ばれ、紙や動物の毛から作られている断熱材です。
自然系の中でもセルロースファイバーと呼ばれる断熱材は、自然系の断熱材の中で最も歴史があり、最も普及している断熱材です。
どの断熱材も、それぞれに良さがあるため一概にどれが1番優れた断熱材かは決められません。
家を建てる場所の気候に合わせて選ぶようにしましょう。
□まとめ
今回は断熱材の特徴とその種類についてご紹介しました。
断熱性能が優れている家は長く快適に過ごせます。
新潟で注文住宅をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。