住宅アドバイザー菅原の住宅ブログ
2020/03/26
注文住宅を建てたい方へ!木造と鉄骨どっちにすべき?新潟の業者が解説します!
投稿者:菅原 智弘
注文住宅を建てる際に、多くの方が悩むポイントとして木造と鉄骨にするかといったことが挙げられます。
木造、鉄骨両者とも一長一短で選ぶのには時間がかかりますよね。
この選択のための情報収集はそれほど重要なのです。
そこで今回は新潟で事業を展開する当社が木造と鉄骨の注文住宅のメリットを詳しく解説します。
□木造住宅のメリット
昔から森林資源に恵まれてきた日本では、現在でも木造住宅の数が多いですよね。
木から放たれる独特の芳香に魅了される方も多くいらっしゃるでしょう。
そんな、木造住宅に住むメリットは幅広くあります。
*設計の自由度の高さと耐久性
木造住宅の利点として度々挙げられるのが、設計の自由度の高さです。
日本で古来、採用されてきた木造軸組み工法を例にご説明しましょう。
木造軸組み工法は設計における柔軟性にたけています。
というのも、木造軸組み工法の根幹を支えているのは木材の柱と梁です。
お客様の要望に合わせてデザインされた住宅の間取りやデザインに従って、そうした柱と梁の場所と数量を変更するのです。
その結果、土地の起伏に富んだ場所でも対応できるというので便利ですよね。
この簡素な内部構造の仕組みがリフォームを容易にもしてくれます。
何世代にもわたって、住宅に住みたいという方には向いているかもしれませんね。
また、耐震性を疑問視される方もいらっしゃるでしょう。
木造軸組み工法では柱や梁の間に筋交いと呼ばれる交差した資材を組むことで、地震の揺れに強い住宅を作ることができます。
台風の多い日本ではありがたいことに、強風による揺れにも筋交いは効果を発揮してくれるため、耐久性はかなりあるといってもいいでしょう。
*吸湿性の高さ
木材は鉄筋コンクリートと比較して、吸湿性に優れています。
この調湿性という性質が日本の気候に非常に適していることに皆さんはお気づきですか。
夏の高温多湿な時期は不快な湿気を吸収してくれ、冬の乾燥しているときには湿気を空気中に放出してくれるのです。
そのため、一年を通じて室内の温度変化が緩やかになるのです。
できるだけエアコンを使いたくないという方には適した性質ですね。
□鉄骨住宅のメリット
続いて、鉄骨住宅のメリットに言及していきましょう。
最近の一軒家やマンションは鉄筋コンクリートを利用しているものが増えましたよね。
その一番の理由が品質の安定性にあるといえます。
*安定した品質
鉄筋コンクリート製の住宅に使用される鉄骨は機械化された工場で製作されます。
そのため、サイズや重さといった建築では重要な要素を均一に保つことができます。
他方、木造住宅の場合は職人の技術によって、出来栄えに多少の差が出てしまうことは否めません。
木材は工場で加工されるようになりますが、現場で実際に施工をするのは職人です。
品質の安定性では鉄骨住宅に分があるといえそうですね。
*大きな空間を演出できる
もう一つの鉄骨住宅のメリットとしては、広々とした空間を生み出せる点にあります。
強度の強い鉄骨を採用した場合は、より少ない柱や壁の数で住宅を建てることができます。
ご要望によっては、大きな窓を取り付けることだって可能です。
対して、木造住宅ではそれなりの強度を出そうと考えると、柱や壁の数を増やす必要があることは理解していただけるでしょう。
このように考えると、木造住宅では広々とした間取りを演出するのは難しいですよね。
□木造と鉄骨、どちらがいいの?
ここまで木造住宅と鉄骨住宅のメリットをそれぞれ見てきました。
結論として、木造と鉄筋コンクリートのどちらを採用すればいいのでしょうか。
答えは個人の考え方、住宅に求めるものに依存します。
例えば、自然素材に囲まれた家に住みたいという明確な意思がある方は木造住宅を選ぶほかありません。
しかし、建物の性能という観点でいうと、最初に申し上げたようにどちらにも長所と短所があります。
最後に補足的な情報に言及して終わりとしましょう。
地震に強い家、白アリといった害虫の被害を受けることがない住宅と広く考えられてきた鉄骨住宅ですが、実際はそうした被害に受けることもあるのです。
逆に、木造住宅でよく耳にする遮音性や耐火性の低さはいずれも正しくないこともあります。
防音や遮音といった住宅の性能に関わる要因は骨組みの材質ではなく、断熱材や窓ガラスの性能であることが多いです。
木造住宅でも資材の木は気密性が非常に高く、音を通しにくい仕組みになっています。
耐火性に関しても、木材は火がつくと、中心部は単化してしまうため燃え切るということがありません。
倒壊する確率だけでいえば、700度を超えると変形してしまう鉄骨住宅の方が高いのです。
現在では数多くの情報が私たちの身の回りに飛び交っているため、どれを取捨選択すればいいのか迷ってしまいますよね。
できるだけ多くの情報を確保して、信用すべきものを見定めましょう。
□まとめ
今回は新潟にお住まいの方に木造と鉄骨の注文住宅のメリットとデメリットをご紹介しました。
重ね重ね申し上げますが、木造住宅にも鉄骨の注文住宅にも良し悪しはあります。
自分のライフスタイルや力を入れたいポイントを選択して、自分に合った様式の注文住宅を建てるようにしたいですね。